友釣り入門

[友釣りとは]

友の友釣りは特殊なつり方で針にえさを付けそれを喰わえさせるのではなく、鮎の習性を利用して鮎を引っ掛けて釣る、ちょっと乱暴なようなきがするが・・・その習性というのは鮎は餌の確保のためにナワバリをもちそのナワバリに侵入するものなどに激しく体当たりをして追い払う行動です簡単に言うと天然鮎のいるナワバリの中に針のついたオトリ鮎を侵入させオトリ鮎を追わせて針に掛けるという釣りなのです。　

[基本的な仕掛けと道具]

まず気になるのが友竿です、高価なものから安価なものまでありますので、予算に合わせて購入してください。

竿、オトリ缶、引き船、鮎タイツ、鮎タビ、ベスト、偏光グラス、仕掛け入れ、タモ、鮎ベルト等です

仕掛けは大まかに分けて、天糸、水中糸、仕掛け糸、ハリス、針になります、またオモリや背針などをつけた釣法もあります。

[竿の選び方]

初心者の方はいろんな種類の竿があり何を選んでいいのか分からないかと思います、そこでまず一本目の竿は次のようなものをオススメします。

竿の種類はいろいろありますが全長９ｍ前後のもの、竿の全体的な強さを表す表示は硬中硬（ある程度どんな釣り方にも対応している）です、竿を伸ばして持ち重りの無い物（一日中持っているのだから重くては釣りにならない）竿を振ってみていつまでもブレがあるもの、またはヘンな音がするものなどは選ばないこと　

[仕掛け]

仕掛けも釣り方、時期、鮎の大きさによっていろいろとありますが最初からたくさんの仕掛けがあっても使い方が分からないと思いますのでポイント別で紹介します

トロ場、チャラ瀬

天糸 0.6～0.8号

水中糸 0.15～0.2号

天糸 0.6～0.8号

水中糸 0.05～0.1号

仕掛け糸 0.6～1号

つまみ糸 0.2～0.3号

針 6号～

ﾊﾘｽ 0.6号～

瀬

天糸 0.6～１号

水中糸 0.15～0.25号

天糸 0.6～1号

水中糸 0.05～0.1号

仕掛け糸 0.6～1.2号

つまみ糸 0.2～0.4号

針 7号～

ﾊﾘｽ 0.8号～

荒瀬

天糸 0.8～1.5号

水中糸 02～0.4号

天糸 0.8～1.5号

水中糸 0.08～0.2号

仕掛け糸 0.8～1.5号

つまみ糸 0.3～0.6号

針 7号～

ﾊﾘｽ 0.8号～

＊オモリをつけた釣りの場合はつまみ糸を太くしてください

[基本的釣り方]

まずは釣り場所を選ばなければいけません、瀬がいいかトロがいいかポイント選びです
ポイントは鮎の住みやすい所すなわち石のある川の流れが通っている所、そして石アカ（鮎が捕食する珪藻）がたくさんある所です
またその石が鮎にハマれて黒光りしているような所、鮎がたくさん見えている所など釣りをする前に慎重にポイント選びをしましょう。
釣り方は大きく分けて泳がせ釣り、引き釣り、止め釣りに分けられますが、それぞれオモリや背針などそれにプラスした釣り方もあります。
テクニックなどは鮎の釣り方の本ビデオなどで勉強してください。また分からないことがあれば下のリンクよりメールください

[釣果ＵＰのための三ヵ条]

一に場所一番大切なことはポイント選びだということ（初心者でもポイント、時間帯さえ合えば入れ掛かりに！）

二にオトリオトリ鮎が元気で泳いでさえいれば自ら鮎を掛けてくる（オトリは弱らせないように）

三に腕一と二が揃い最後に腕が伴うということ

[鮎の生態習性]

鮎は晩秋に河口で生まれ稚魚となり海に下ります、冬の間、間引きされ残ったエリート鮎は来春川に上り始めますそして、その夏に青春を謳歌してその秋に川を下りながら産卵期を向かえ一生を終わります、まさに水の低きに就く如しという感じで寂しいという気持ちになります

夏の間鮎の食料といえば石についた藻で主に珪藻をを捕食しています、これを釣り人は石垢（アカ）と言います、また捕食する行動を石垢をハンでいるとか、石にハミ跡があると言います、そしてその石垢を鮎は死守しようとしナワバリに侵入する者はとことん追いまくります、こういった習性は海産鮎によく現れます。